はじめに
真夜中に起きてしまい、眠れなかったので書いてみた。
あなた誰?
フリーランスでIT系の人。自宅で仕事が乗らないことがしょっちゅうなので、電源難民として放浪することしばしば。
http://ms2.seesaa.net/article/154672163.htmlで長々と社会人前半史を書いているが、自分は元々組織に属するのがあまり好きでない。非常勤の契約社員的な働き方をしている最中も、自宅を中心の研究者的な職種だった。
ノマド?
そもそも何なのよという話がある。http://www.assioma.jp/?p=2807にとてもわかりやすい表が載っていたのでこれを見ると良さそう。本文はあまり読み込んでいないが。
IT系フリーランスの働き方
自分は大雑把に分けて三つの方式があると考えている。
| 項番 |
ここでの呼び名 |
概要 |
仕事の形態 |
交渉相手 |
責任 |
| 1 |
部分責任者型 |
自分はある一部分の責任を負う立場で主に製造、もしくは保守をする。 |
業務委託も請負もある |
システム開発の知識のあるプロジェクトの責任者 |
比較的軽い |
| 2 |
プロジェクト責任者型 |
自分が製品の責任を負う立場で顧客企業と交渉し、提案し、製造し、保守をする。 |
基本的には請負 |
システム開発に知識の無い人を含む製品の利用者・もしくは製品の販売者 |
重い |
| 3 |
企画立案型 |
新しい企画を自身で立案して儲けを出す。 |
むしろ雇う側。もしくはプロジェクト型。 |
基本的には無し |
自己責任 |
どれでも所謂ノマドは可能。契約が場所に縛られる形を作らなければ誰も文句を言わない。でも、皆さんがあこがれる働き方は3、ないしは2だろうと思う。1でやるなら会社員に毛が生えた程度だと言ってもいい。ここには書かなかったが、コンサル型もあるだろう。こちらは今のところ専門外なので置いておく(実務としては似たようなことをしているだろうが、コンサルとして仕事を請けたことは今まで無いので)。
1になりがちなのは、所謂SIの会社が間に入ってしまっているケース。こうなると人月という計算の駒から逃れることができない。むしろ会社が守ってくれることは無いので会社員よりも圧倒的に不利だと思う。自身に余程特殊なスキルが無ければやってゆくのが難しいだろう。逆にそんじょそこらの技術者に負けない腕っ節があるならこれでもいけるだろうが。
2はだいたいITがわからない中小企業を相手にする形になると思う(大企業が個人にこのレベルを依頼するのは相当の事情が無い限り起こらないだろう)。相手がITわからないので、ヒアリング・交渉・相談のような所謂コミュニケーションスキルを駆使して望むことを具体化し、実現する。自身が責任者になるので当然責任は重い。相手に説明できなければ信用されないし、失敗すればお金をドブに捨てさせる結果になる。営業と製造を自分自身でやるので「プログラマがちゃんとやらなくて…」のような『営業の言い訳』はできない。人付き合いもそこそこできるバランス型の人向け。
3は夢追いプロジェクトから収益を上げたり、コワーキングで知り合った人でコラボして成果を出すようなイメージ。博打要素が大きくても夢があるから楽しいだろう。「製品をお金にする」というスキルが高い人、もしくはそういう知り合いを持つ人が有利に見える。関わり方にもよるが、自分が引っ張るならそれ相応のリーダーシップを持つ人でないと難しいと思われる。
現在の自分は2をやりながら3の成功を夢見ている。3が上手に行える柔軟な組織体を作りたいという思いがあったりもする。この組織は結果的には所謂株式会社になるのかもしれないが、実態が異なるものをイメージしている。ただ、自分は今のところコワーキング・スペースの活用はあまりしていない。人がいると話したくなってしまうのでプログラミングに集中できない為。
2をやるには自分が顧客と出会う為のパスが何らかの方法で必要なのだが、それは次の章に記そう。
自分の仕事の生まれ方
たまに話すと受けることがあるので、例えばどんな風に仕事が生まれているかを書いておく。読んだ人の参考になれば幸い。この生き方は「自分の生きている時間そのものが全て仕事に繋がる」やり方なのだと思う。自分は仕事が大好きなようなのでこれで満足しているが、そうでない人にはお勧めしない。
ケース1 コンソーシアム
自分は過去Linuxコンソーシアムというコンソーシアムに属しており、そこでプログラムの試作やセミナーでの発表を行っていた。思うところがあって契約社員を辞めた直後以下のようなやりとりをした。
ある人「最近何しているの?」
自分「毎日遊んで暮らしていますよ(笑)」(本当は自身の研究の為に殆どの時間を使っていたので遊びでは無いかもしれないが)
ある人「ちょっとうちの会社に遊びに来ませんか?」
自分「ぜひぜひ〜」
こんなやり取りで新しい契約先が決まってしまったことがある。
ケース2 勉強会
IT系のセミナーイベントの懇親会である会社の社員さんとお酒を飲みながら話していた。その人はまだ技術者としては駆け出しのようだったが、人柄にとても好感を持った。
別のイベントに参加した時にその人が自分を見つけてくれて再会。ちょうど社長さんと一緒に来ていたそうで名刺交換。「今度ちょっとお話しましょう。」の言葉に甘えて会社訪問。それからお仕事の相談にチョイチョイ乗っている。
ケース3 お酒
近所に気に入っているバーがあり、ちょうど居合わせた隣の人と意気投合。経営コンサルの方だったが、自分が起業にも興味があることを話すと「知り合いのXXさんならITわかるし相談に乗ってくれるよ。俺の名前出せば良くしてくれるから。」と、名刺をいただいた。起業についてのお話を聞きに行き、しばらくしてから「ms2さんってITやってるならこんなこと相談できます?」の流れからその人がクライアントになっている。
ケース4 友人プログラマ
以前から仲良くしている友人プログラマから連絡。その友人の奥さんのtwitter友達の友達が(ながっ)HTML5のコードが書ける人を探していると連絡をくれた。一度連絡を取り合ってみてくれないかとのことだったのでご連絡。その人やその仕事のクライアントが信用できそうだったので新しい仕事になる。
実際にやっていて
「不安とか無いんですか?」とよく聞かれるが、「今までこれで来ちゃったから、大丈夫なんじゃない?」と答えている。本当に他に言いようが無いからだ。あと、自分の場合は馬の合う同じ顧客に継続して欲しいと思っており、積極的な営業行為もしない。仕事が毎月無ければならないとは思わず、イイ仕事を高い単価でこなす方を取っている。
だって、この生き方は時間の有効活用の為にしているんだ。逆にそれができないのであればこの働き方はやめると思う。
あと、自分はこのやり方で一生やってゆく気はない。フリーランスの最大のリスクは「一人であり、自分が倒れたら終わり」ということだから。健康なら良いが、いつ体調を崩すとも限らないし、事故に遭わないとも限らない。家計を共にする人がいて稼いできてくれるならまた話は別だが、今はそんな状況でもないし。もうひとつ。自分の市場での価値は年々下がると意識している。特にIT技術は若い人の方がやれる。今後はもっと加速するだろうから、今の働き方を続けるだけではいけないと思う。
おしまいに
ノマドの話?なんかどこかに飛んでいってしまったかも。ちょっと気合入れすぎて疲れました。寝ます。